pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

PENTAX auto110

Auto110

釣師は釣れた魚をリリースするにしても食べちゃうにしても記録を残さなければなりません。間違って大物をゲットした時に友人に自慢する際に画像がなければホラで終わる心配があるからです。友人を前に写真を見せながらの自慢話は大いに酒を美味くしますし快感なのです。ところがカメラが問題です。愛用のニコンにマイクロニッコールをつけて写したら最高ですが邪魔で重くて釣りになりません。フィッシングベストのポケットに収まるマクロ装備の軽量カメラがあったらなぁといつも思っていましたが当時のコンパクトカメラの大きさ、重さたるやとてもポケットに納まるものはありませんでした。

そんな20年以上も前にいつも現像をたのむ中島中学校そばのカメラ屋さんでこの驚くべき小型の一眼レフを見つけました。一目見て35ミリ判じゃなくて110カートリッジだなと思いましたが可愛くてすぐに購入しました。これでずいぶん魚体を写しました。記録用には充分でしたが画質は所詮110です。超小型とはいえレンズの出っ張りはいかんともしがたくいつもベストの中でゴロゴロ出っ張っていました。後に釣用カメラはコンタックスT2になりペンタックスは友人にくれてしまいました。今のコンパクトデジカメの小ささ軽さとは隔世の感がありますね。