pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

GERBER クラシック

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小学生の子供に買い与えた小型のフォールディングです。グリップはマイカルタ、鋼材はATS34です。小さい子供の手に合ったサイズです。早く指でも切って痛さと血の色を思い知れと思ったものです。切れ味のいい刃物ほど痛さを感じませんからね。

自分が小学生の頃はポケットに肥後の守が入っていましたが切れ味は良くても粘りがないのでよく折れたり欠けたり。何度指や手を切ったか知れません。文房具屋へ行くと大小おいてありました。安物なりにランクがあって高い方は箱に入って歯には油紙が貼りつけてありました。上等の部類で50円位じゃなかったかな。いったい何本使ったか憶えていませんが野遊びには絶対無いと困るものでした。チャンバラ用の棒を削ったりパチンコや弓矢を作ったり釣りの餌を切ったり・・・海でヤスを腿に突き刺して抜けなくなった友人の皮膚を切ったこともありました。刃先を火で殺菌して・・・今よりはるかに賢かったような。

その頃はタッチアップの仕方を知りませんでしたがそこらの平たい石で砥いでましたね。西洋の砥ぎはアーカンソー砥石にオイルをたらして使いますが日本の砥石に比べるとかなり硬いようです。かんたんなタッチアップはセラミック棒が便利で刃も立ちます。