pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

ハクキン カイロ

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中学生の頃に親父が雪山でシャッターを押していると指先が凍えるので近所の薬局で購入したのをもらってスキーの時にポケットに入れていました。厳冬の雪山でどこか身体の一ヶ所が温かいと心が強くなるようでした。燃料はベンジンで計量カップで注ぎ込んでライターで着火で24時間保温します。つい最近パークゴルフ(ジジくさいなあ)に誘われて出かけましたら寒いのなんのって雪が舞う中をボクよりまだまだ年配の方達が大勢プレイしています。あの年代の方達の丈夫さには畏れ入りました。寒さで指がかじかむのと乾燥でグリップがまともに出来ないくらいです。ポケットに使い捨てカイロを入れていましたがプレイをしながらハクキンカイロが懐かしくて欲しくてたまらなくなりました。

プラチナ触媒式の白金懐炉は90年近く前の発売だそうであの孔雀が羽を広げたような意匠は昔と変わりませんね。10年ほど前からジッポーにもOEMしているようですがジッポーの場合は例のオイル缶が売れないと困るので燃料はジッポーオイルです。かのゴルゴ13が依頼を受けて厳冬のロシアへ向かいますが標的を狙撃する際にトリガーを引く指先の感覚を保つためにハクキンカイロを使うシーンがあります。ゴルゴも使ったのです。あした薬局へ行って買ってきます。なにやら小春ちゃんという可愛いタイプもあるようです。

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