pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

SEIKO ソーラー 5K25

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これは10年ほど前から使っていません。時を刻めなくなりました。サイズがボーイズで外遊びでいつも腕にしていましたが遅れるようになりました。もっと光を!ってことでギリギリいってる太陽光に当ててもむなしいばかり。愛着があったのでショック。記憶が定かではありませんが1990年代のものだったと思います。初期の太陽光発電二次電池がやがて働かなくなります。クルマでいうといかにオルタネーターが頑張ってもバーテリーが蓄電してくれなければアウトです。同じです。エコだのソーラーだの光さえあれば永遠に動くかのような幻想を抱かせるのはよくない。まして売っちゃいかん。これ可愛さ余って憎さ百倍。シチズンのECOドライブにしてもよくある現象だそうで古い時計職人に言わせると酷評です。メカニカルウォッチからクオーツへの転換期で時計は電化製品になりメンテナンスで飯を食ってる職人から糧を奪いました。恨みもあるでしょうけどね。そもそも永久機関なんてありえません。二次電池交換に持ち込むと工賃込みで2万円とか言われると萎えちゃいます。まだこんなソーラー発電時計が2~3個あります。時間の問題なのかな。



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こうなって気付くのがクオーツ式の便利さです。メカニカルに惹かれるのは男の業ですが時計も好きで数持ちますとTPOで着替えますがサッと腕につけて持ち出そうにも動いていない時計がかなりあります。最低限金曜日の夜から月曜の朝までほったらかしで動いていないと困るわけです。オートマティックならネジ撒いて、キネティックならしばらく振り続けて...ソーラーなら光の強い南向きに置いて強い太陽光に当てさえすれば動いていますがこれも金属バンドならよくても高価なクロコやオーストリッチの皮革バンドなら紫外線に焼かれて劣化しますので×。その点サッと持ち出せるのは一にクオーツ、二に手巻きです。ロレックスなら手巻きもOKですがデイデイトを合わせるのが面倒です。加齢は人を横着者に変えます。最近はクオーツばかり。