pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

STAEDTLER マルスミニテクニコ502芯研器

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2mm芯削り器です。デスクの上にはいつもあります。芯ホルダーもマルステクニコが定番です。大昔、学生の頃に当時の電電公社でアルバイトしました。市内の都市計画に基づいて地下の電話ケーブル網の設計、測量をする都市管理部という部署でした。14丁目の電電ビルが出来る前は西線南6条あたりのボロい建物でした。野外では測量に付き合いますがデスクでのボクの仕事は大きな設計図にトレーシングペーパーを重ねてひたすらトレースすることでした。設計部署の職員はすべて2ミリ芯ホルダーにこのステッドラーマルスミニテクニコの芯研器でした。芯の先を針のように細くするためシャープペンでは仕事にならないのですね。ホルダーから芯を少し長めに出して穴にホルダーごと差し込んで円周を回すだけできれいに研ぎ上がります。仕上げに白いクリーナー部分に芯を差し込んで抜くと完了です。設計の細かさには閉口したものでバイトをしながらオレには向かんと思ったものです。あれから幾星霜いまだに不変のデザインです。

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