pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

東芝 ダイナブック J-3100SX

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室外に持ち出せるパソコンとしてデビューしたのがダイナブックでした。ベルリンの壁がなくなって昭和が終わり平成が始まる頃です。最初に見た時はカッコ良さに憧れました。この箱の中に魔法使いが住んでいるような錯覚さえ覚えたものです。ボクのような門外漢にはコンピュータとはそういった響きがありました。日々会社で使っている巨大な業務用に比べてダイナブックのスマートさと先見性は特筆ものだと思います。今とさほど変わらぬブック型パソコンの姿を最初から備えていたようです。最初に手に入れたのは友人が買ったばかりのものを安く譲り受けたCPU286のモデルでした。まだフロッピー全盛の頃で現在でもAドライブはフロッピー、Cドライブはハードディスク、Dドライブはハードディスクのリカバリー、バックアップ領域、Eドライブは光学ドライブ・・・などとなっていますが何故Bドライブだけが無いのか不思議に思われたことはないでしょうか。実はBドライブもフロッピーディスクです。フロッピーからフロッピー(FtoF)へコピーという使い方が多かったのでフロッピー挿入口がダブルだったわけです。すぐにCPU386モデルに買い換えたのがJ-3100SXでした。当時は一太郎ロータス123をインストールして使っていましたが20年経って振り返るとマイクロソフトに席捲されて純国産のシェアが激減したのには忸怩たる思いがあります。最近文字変換エンジンをMS-IMEからATOKに変えましたが進化のすごさにうれしくなりました。

これにさかのぼる4~5年前にシャープのポケコンを入院中のヒマつぶしに購入したことがありましたがベーシックというコンピュータ言語がチンプンカンプンで病状が悪化するかと思われポイしちゃいましたがダイナブックも使いこなすには至らず閉じたままでした。やはりシロートがパソコンに馴染むのはウィンドウズの登場以降ですね。アップルのパフォーマをデスクに置いたこともありましたが結果は同じでコンピュータは仇と思った頃もありました。