pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

FILSON ダブルマッキノー

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スタッドレスタイヤのCMがもう始まっています。ストーブのCMも間もなくのようです。秋口のキャンプは空気が清冽になって星空がきれいで焚き火が主役になってきます。焚き火を囲んで気の合った仲間ととりとめのない話とバーボンで盛り上がりますが夜は冷えるのでダウンジャケットなどを着込みます。ナイロンシェルのアウターは翌日酔いがさめるとあちこちに穴があいています。焚き火が爆ぜると火の粉が飛んでアウターに付着するためですが一度お気に入りのノースフェイスのダウンジャケットの袖口を穴だらけにして以後はハンター御用達フィルソンのダブルマッキノークルーザーが秋の焚き火キャンプでの定番になりました。マッキノークルーザーの胸から肩が二重になっているのがダブルマッキノーです。バージンウールの織りが緻密で水分も弾きますし暖かいです。火の粉などへっちゃらですが少々重い。

12~3年ほど前に父が欲しがったので譲りました。父の趣味は雪掻きですが必ずこのマッキノーを着てフィルソンのボア付の帽子、靴はソレルのカリブと決まっています。暖かさと耐久性と機能に惚れていて吹雪の日など雪が付くので雪だるまが動いているようですがある程度外部に逃げる体熱でへばりついた雪はまとまってバサッと落ちるそうで父は一々掃ったりしません。なるほどなあと思いました。脂が抜けるので洗っちゃいかんそうです。曰く“いいものはいいのだ”。