pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

TOYOTA コロナRT40

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昔のコロナです。このスラントノーズのコロナは東京オリンピック頃のデビューで昭和48年頃まで生産が続いたのではないでしょうか。トヨタらしいデザインで今でもセンチュリーに残像が色濃く残っています。ボクがはじめて警察にパクられた時に乗っていたのはこの車でした。

高校2年生頃に元町の近所にいた彼女が円山鳥居そばのマンションに引っ越したので親の留守を狙って遊びに出かけました。ゴージャスな料理でジンライムをずいぶんやりましたが夜も遅くなって急に忘れ物(何を忘れたかは忘れました)を思い出して彼女の母親のコロナで元町へ向かいました。北大南側の北8条通り、水木の蕎麦屋の手前あたりから渋滞で全く動きません。かなり向こうに警察官が何人かいて一斉検問をしています。これはマズイと思い逆方向へ車を切り返してモタモタやっていましたら警察官が笛を吹きながら飛んできました。

「免許証!」  「家に忘れました」

「車検証持って車から降りなさい」 「車検証も家に忘れました」(車検証ってなんだ?)

近くの交番に連行されて・・・あとは悲惨でした。未成年、無免許、酔っ払い・・・車泥棒呼ばわりまでされる始末。警察よりも彼女の母親の方がはるかに怖ろしく二人まとめて延々ドヤされて・・・こんな強烈な女がいるものかと感心したのですが母親にはガキがどこでそんな運転覚えたもんかと感心されたものです。家裁送りでしたが学校に知れることにはなりませんでした。後で聞くと一斉検問の理由は北大近くの質屋で強盗事件があって犯人が逃走中だったとのこと。7~8年後には鬼母はボクにとって義母となりましたがすでに鬼籍に入っています。