pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

MSR ガソリンコンテナー

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ボクはキャンプに欠かすことの出来ないストーブ、ランタンは元来ガスカートリッジを好みません。野営を始めた頃はケロシンの時代は過ぎつつあって、でもラジウスとかスベアとかありましたけどね。ボクは専らガソリンです。コールマンのピーク1が出て火力調節が容易になったことで調理が楽になりました。200Aランタンの明るさには当時驚愕したものです。ウィングタープの支柱に一個づつ、少し離してツーマントルの一番明るいのを置いて自分たちの焚火のそばにはプリムスの2245を2個配置して照度差を設ければ蛾は一番明るいところへ行きます。デカい蛾がランタンの底の着火穴から入って焼け死んでいます。この小さな穴からよくぞ潜り込んだものだと呆れますがバカだと笑えません。自分も火に釣られて穴に入り込んで蛾と同じ目にあって何度か焼け死んでいますからね。 

長期キャンプになるとガロン缶でホワイトガソリンを持って行きますが通常はコンテナーに詰めます。当時はガソリンスタンドでホワイトガソリンを注文すると格安なので20L単位で購入します。トレッキング用まで容量は様々ですが漏れなくて注ぎやすければOKです。支笏湖夕まずめ頃にアメマスの爆発的ライズがあって湖面のオレンジピンク色が徐々に消えて群青色に変わるとガソリンコンテナーから200Aにガソリンを注いで満タンにします。蓋を閉めて親指に圧力を感じながらポンピングをします。バルブを開けるとチッチーと生ガスの音、ライターで火をつけると一瞬ボッと鳴ってマントルが光りだすと一瞬で周囲が明るくなります。夜の宴会の号砲でもあります。テントの中のラジカセからサザンが流れて焚火と肉の焼けるニオイで徐々にバーボンのピッチが上がるわけです。遠い日の打ち上げ花火か。