pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

バケ

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本州ではテンテンですね。しゃくると走ります。往復ではなく多角形を描くように走ります。本体上部に2本程度、バケ尻に1本疑似餌をつけて小魚の群れを演出します。バケ本体の色や形状、バランスで釣果は違ってきます。天候や潮回りでバケを変えるのはルアーと同じです。今は艶やかなプラスティックバケが沢山ありますが昔の漁師は手作りしたそうです。材質は木、水牛、深海松などにアワビの貝殻を貼り付けたり。深海松は河川から流れ出た松が深い海底で長大な時間と水圧で木石化したものが稀に網に引っかかって上がってきたもののようです。高価で手に出来ませんでした。

画像の水牛は青森のバケ職人にオーダーして作ってもらったものです。余市の漁師に売ってくれとしつこくせがまれました。バケのシャクリはロッドの調子がキモです。手でしゃくるのも中々奥深いものです。バケの欠点はそれ自体が鉛のかたまりで重いのでヒラメがヒットしたあとのやり取りにダイレクト感が半減することです。50cmを超えるとそれも消し飛んでしましますが・・・

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