pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

Coleman ランタン 200A195

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ガソリンランタンを手に入れてから夜のキャンプサイトが楽しくなりました。粗末な灯りと焚き火のみのキャンプは最高ですが子供たちが走り回るようになると灯りが欲しくなります。これ以前は灯油ランタンを使っていましたが最初に加圧式ランタンの灯りには目が潰れるかと思うくらいの驚きでした。200Aは球形のグローブが愛らしくて未だに人気があるようです。ジェネレーター交換くらいで他は30年近くノントラブルでした。コールマンのランタン発売とエジソンの電球発明とが同時期だったらしく当初電灯が普及しなかったのはコールマンのランタンのせいだったという話を聞いたことがあります。

81年に会社の仲間8人と島牧にダイビングで二泊程しましたが到着と同時に雨が降り出してついに止む事がありませんでした。クーラーボックスの上にあった200Aを誰かが蹴飛してランタンが下に落ちてグローブが割れました。この豪雨の暗闇で灯りがなくちゃ宴会も盛り上がらないと思いましたが200Aはヨレヨレに裂けた裸のマントルで何事もなかったように照らし続けました。焼けた傘に大粒の雨が当ってジュウジュウ音を立てながら・・・なんて健気な奴なんだろって思いましたね。

札幌に帰っても雨は降り止まず昭和56年の大洪水となりました。夏休み明けの出勤日は円山、旭丘界隈の水没車があまりに多くて驚きました。札幌に帰った仲間は200Aの明るさとタフさに驚いたらしくすぐに200Aを買いに走りましたがその頃は赤は廃番で緑になっていました。みんな赤が欲しいとブーブー言っていましたっけ。

画像の200Aは2個あるうちのキレイな方です。こちらはグローブが一度も割れていません。PYREXです。

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