pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

焚き火

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人類が最初に手に入れた最大の道具は火かもしれませんね。ぼんやり焚き火を見つめているとケイブマンだった頃の太古の記憶がよみがえる(笑)、とまでは言いませんがあの独特の心地よさはなんでしょうね。暖かさばかりじゃなくて懐かしさもあると思うなあ。DNAに刻まれた遠い記憶のような・・・いずれにしても水の流れも焚き火の炎も一時として同じということはないのであきない。

椎名誠の「焚き火酔虎伝」と同じで男が酒を手にして焚き火に集まるとボツボツといい話が出てきます。最初は天上の星をみながら宇宙などを語るのですね。空間と時間だね。あの星のきらめきは700年前に光ったものかも知れんなあ、鎌倉時代かあ、頼朝はなんで朝廷をつぶして自ら天子にならんかったの、わからん、でも政子は怖い女だよなあ、お前のカアチャンも怖いけどまだ殺しはやってねーもんな・・・そのうち殺られるかもな、ワハハハと徐々にアルコールも脳に染みてくると話題は尽きることなく焚き火の火の粉といっしょに夜の空に消えていくのです。

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