pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

アラジン ブルーフレームヒーターJ38

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永のお休みでしたが最後が一昨年の12月でストーブで終わっています。なのでストーブで再開します。ほぼ一年数ヶ月の休みにもかかわらず毎日このブログを訪れる方がかなりの数でうれしく思っています。ほったらかしのこのブログのアクセス累計も春には10万を超えそうです。まず感謝申し上げます。これからは毎日とはいきませんが少しは定期的にアップしようかと。

このアラジンブルーフレームは現役です。今季メンテナンスをして芯を交換しました。このJ38後期型は昭和52~3年頃のものです。Jはジャパンの意味で英国アラジン社メイドではなく国産です。年々厳しくなる日本の安全基準(JIS)をクリア出来なくなったようです。苦肉の策でとってつけたような外部に露出した耐震装置が38型の特徴です。ユーザーにはあまり受けがよくなかったようでわずか数年で39型にモデルチェンジして耐震装置は内部に収納されてスッキリします。しかし僕にとってはこのメカニカルな造りが最高にお気に入りで魅力的です。

メンテナンスをしていて知ったことですが燃料タンクの中央は底まで空洞でタンク自体の形状は実はドーナツ状になっています。空洞の中には整流板がはめてあるだけです。昔の七輪の火起こし道具で着火後すばやく木炭全体が起きるようにブリキバケツをひっくり返したような筒をかぶせました(あれなんていったっけなあ~)。一見酸素が遮断されて逆効果のように思えますが筒の中に急激が上昇気流が発生して七輪の口から大量の酸素が取り込まれるため勢いよく炭が起きます。団扇であおぐよりはるかに効率がいいのです。アラジンの構造を見ると圧縮なしであの美しいブルーフレームを出せる秘密は細く長い本体の形状による上昇気流と底部から取り込まれる大量の酸素。芯の中央部の黄銅のカップ形状と穴の配置。そんなところなのかなあなどと思ったものです。

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