pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

Nikon 双眼鏡

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別にバードウォッチの趣味があるわけじゃないのですがクルマに乗せています。一度積丹の豊浜から少し古平側へ船で渡ってダイビングをしました。いつもの漁師に船を借りに行くと“これから波が出てくるから止めた方がいいぞ”と言われました。快晴べた凪で荒れる気配などどこにもありません。なに言ってんだかと思いつつ“タンク一本ですぐ引き上げるから”と船を出しました。メンバーは8名で豊浜の港を出てすぐに現地の広大な岩盤に着きました。

3グループに分かれて潜りましたがボクが3~40分後に水面に顔を出したときには我が目を疑いました。ザブンザブンの荒れ模様で岩盤に繋いだ漁師の船が波で岩に当たってヤバイ状態で先に上がったメンバーは青い顔でウロウロしています。全員着替えなしでウェットスーツのままで船を出しました。ところがちゃっかり積み込んだ一人2本分のタンクとその機材の重さで速度が出ません。横波の恐怖で港に舵をきれないまま沖のローソク岩を目指しました。乗組員には恐怖で歯をカタカタ鳴らしているのもいて(可笑しいけど笑えない)結局ローソク岩の陰で反転して港に戻りました。例の漁師によぐ戻ったなあ~ってのんびり言われると力がぬけました。なんで荒れるって分ったのかを聞くとずっと沖の水平線がギザギザになってらあべや、だと。漁師は目がいいのだね。以来ダイビングの前には晴天波浪無しでもいちおう双眼鏡で沖を見るのでした。

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