pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

尾上製作所 BBQグリルⅡ

f:id:Qjiro:20200325103737p:plain
このグリルもずいぶんと使い込まれて雰囲気が良くなってきました。北海道の鮎の解禁は7月初旬から9月中旬までです。8月に入ると魚体も成長して食べ頃です。毎年今頃に鮎パーティーの開催となります。ずいぶん前ですが堺市の知人から紀ノ川の鮎を箱にひとつ送っていただきましたが帰宅すると母が気を利かして腹を開いてキレイにしてあったのには愕然とした記憶があります。ボクは鮎とサンマはワタが無ければ美味半減です。毎年食べる鮎は今金町方面で釣ったものです。今年は来週の火曜日あたりになりますね。

f:id:Qjiro:20200325103837p:plain
一度炭火で平焼きにしましたら腹が破れてワタがこぼれ出したので以後串焼き一本です。ジワジワと強火の遠火で炙ると口から適度に水分が逃げていい具合になります。夏ですからビールでやりたいところですが冷やした日本酒でやります。ガブリとやってグビグビとなります。初めての人も鮎ってウメエーなぁとなります。

余市川が鮎の北限などと言われますがまだまだ北に鮎は生息します。ボクの祖父の弟はトタンで生け簀を作らせて余市の鮎を船で運んで遥か北の川に放流したそうです。子孫は今でも生きているようです。増やして自分で食べたかったのでしょうかね。明治の人は面白い。でもこれほど姿がきれいでかつ美味な魚が一年のうちに誕生と死を完結させるわけですから驚きです。年魚の所以です。