pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

発電機

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自宅は極めて地盤の固い地帯にもかかわらず今回の地震はかなり揺れました。震度4の発表でしたが棚や本や食器類は何事もなかったようにキチンと納まったままでした。以前マンションの高層階に住みましたが地上では全く感じない遠い日高地方の震度2〜3でもオォ地震だとなります。なので揺れの最中に頭をよぎったのは此処でこれくらいなら他では大変な処があるぞということでした。既報のとおりの凄さです。驚きとともに随分と考えさせられました。
 
北海道全部が電力停止でインフラがアウトです。スマホ基地局のバックアップ電源が消耗し始めると徐々に速度が落ちてきます。そうなると異常にスマホ自体のバッテリーの消耗が激しくなります。ankerのモバイルバッテリーを2個引っ張り出して充電しましたが間に合わない。それでも当日は通話も出来てラインが鳴りっぱなしでしたが夜には途絶えました。ハイブリット車オーナーは重宝したでしょうね。

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地震当日は昼過ぎから炭をおこしてまだ冷えていたビールでジンギスカンを始めましたが徐々に友人が集まりはじめて日が落ちる頃にはガレージの中は満杯になって冷凍庫処分市です。夜も深まって泊まる友人を除いて帰る連中を見送りましたが見事に漆黒の闇で見上げるといつもとは全く違う美しい星空が立体的に広がっていました。
 
昨夜は昨夜で炭をおこしたから来ないか?と別口からの誘い。また肉かよ。家でナメタカレイを焼いて生ぬるい水割りに口をつけたばかりであったが昨日ほどではない暗闇の中をキャップライトを付けて数分徒歩で到着するとオォ氷があるではないか!すぐに隣家の主人が来て発電機余ってるけど使わんか?使う使うで早速テレビに繋いで懐かしいテレビジョンで災害映像を視てからすぐに電源コードをトイレまで伸ばしてウォシュレットを思い切り使うのでした。そういえば家にも発電機あったではないかと11時頃に帰宅すると直後に近所が明るくなって?!でブレーカーを上げると瞬時に我家に文化生活が帰って結局使わずじまい。
 
今回ボクの処で電気復旧まで約32時間。除雪機用のガソリンがガレージに5リットル在庫あったけどはやりラジオが有難かった。あればいいなあと思ったのがポータブル蓄電池ですね。それとカセットボンベの詰め替えアダプターだね。ソーラー発電ってどれほどの能力があるのかな?とかね。今回はレインボーオイルが1リットルあったのでわざわざ昔の灯油ランプやらハリケーンランプに詰めてガソリンランタンやガスランタンは2個だけにして被災された方には申し訳もなく風流を楽しみました。レインボーオイルは本当に煤が出ませんね。一晩朝までつけっぱなしでもホヤが全く黒くなりません。札幌圏に災害は来ないと高をくくっていましたが市内の一部で液状化が起こりました。最低限の備えは日本全国どこでも必要ということですね。これが真冬だったらどうでしょうね。常に頭の中でサバイバルシュミレーションと事に臨機応変に当たれるかが肝のようです。野外遊びを疎かにしてはいけません。最低限の道具で如何に楽しむかに醍醐味と能力の向上があると思うのですよ。