pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

HiroHonma CL-505

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今回のパーシモン倶楽部の月例でぶっつけ本番でデビューさせました。昭和63年製のオリジナルハガネスチールSです。コンディションは極上でオークションでついポチっちゃいました。当日は雨の予報にもかかわらず晴れ男の面目躍如。かわりに台風並みの強風が吹き荒れていました。小樽の旧コースのスタートホールから海側の眺望はスコットランドそのもの。とはメンバーの一人が毎年欠かさず単身で半月ほどオールドコースやらカーヌステイなどのジ・オープン開催コースを中心に言葉の通じないヨーロッパ人と一緒にラウンド、帰りには来年の予約を入れる。その彼が旧コースで海の方を観ながらスコットランドはモロこんなカンジー!って言うんだからそうなんだろーね。ボクは10分程でスコットランドのリンクスヘ行けるわけだ。

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その日は海からまともに吹き付ける北風ではなくて海に向かって手稲山から吹き下ろす強風で2番のショートや5番のロングの海に向かってのティーショットはフォローにもかかわらず上がっていくボールが上から叩かれて落ちてきます。強風で信号機が倒されてJRが運休中とのスマホニュースが入りさもありなん。でもやってる連中は文字通りどこ吹く風。爆風スランプ

CL-505は顔が小いせー!だけど蘇る感触。ちょうど30年前にCL-606を打った時の一瞬吸い付いて離れるあの打感です。ゼクシオのスーパーソフトを使ったので余計に官能的だったものか。パーシモンウッドもヘッドの重さを感じて振り抜きやすいし感触も文句なしでもうニンマリです。でもちょっと考えちゃいましたね。オレはもうこのオールドクラブでいいんじゃねーだろーか。もうオマエを離さない!この三十数年数えきれない遍歴を繰り返したけどいったい全体ゴルフクラブは正常進化したのか?などと疑念すら浮かぶ始末。正常進化しなかったのは自身のスウィングなんだけど。よく飛んでカンタン、ミスに強い、もいいけどもっとトンがった道具の方が楽しいなあ、などと強風の中で思いました。
 
パーシモン倶楽部などというストイックなマゾヒスト集団の月例に出ると飛ばないわ曲がるわで皆ストレスが溜まってブーブー言うわりに楽しそうです。ボクは徐々にハマってきましたね。愉しみが増えた。病が高じてヒッコリー倶楽部にでもなったらさすがに逃げ出すけどね。