pazuのノスタルジックな道具

愛着の道具と遊びの回顧録

TOYOTA TE71セダン

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2T-Gエンジンは当初セリカに搭載しましたが後にTE27,37のレビン、トレノに搭載していっきにブレークしました。一時期排ガス適合をクリアできなくなり姿を消しますが電子制御のEFIを装備してすぐに復活します(2T-GEU)。エンジンブロックにはYAMAHAの刻印がありました。オーバークオリティというぐらいのシリンダブロックの厚さで乾燥重量は2リッタークラスだったと記憶しています。トヨタがDOHC(ダブル・オーバー・ヘッド・カム)エンジンと呼びヘッドにもDOHCを刻印しているうちは良かったのですがツインカムという呼び方に変えたあたりからあれもこれもツインカム化が進んでいきます。アルファロメオのエンジンルームに収まったカムシャフトがダブルのヘッドカバーを大事に磨きこんでいたイタリア人あたりは大いに憤慨したようです。エンジンの宝石DOHCをそこらの当たり前のエンジンにしてしまったのはトヨタの罪だ。ということですね。

子供が出来ると4枚ドアのセダンでジミにカローラなんか・・・などと家内にはしおらしく言いつつ納車になったカローラの心臓はチャッカリDOHCエンジン、デフケースにはTRDのリミテッド・スリップ・ディフが収まっていたということですね。アンチトヨタ派でしたがDOHCの魅力に勝てませんでした。エンジンブロックが厚いのでセカンドで引っ張るとクォーーンというくぐもったサウンドが官能的でした。後に後継エンジンの4AGがデビューした時のコンパクトさには呆れもし圧倒的なパワーと加速に驚かされました。時代を一瞬で抜き去ったような・・・でもボクは2TGが好きだな。

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