父親がホンダ教の熱心な信者さんでボクが小さい頃からバイク遍歴していましたが一番のお気に入りはでかいバイクではなくてスーパーカブでした。シビック（49年式）は父が最初に買った四輪車です。通勤には使用しなかったのでいつもガレージにありました。たぶんボクの方がハンドルを握ったと思います。父親の四輪の遍歴がここから始まりますが現在に至るまでホンダで2ドア、これ以外に乗ることはありませんでした。この車以後は誰にもハンドルを触らせません。
ホンダを世界企業に押し上げた原動力はスーパーカブとシビックだそうです。ボクはFFに違和感を覚えながらもRSのFF特有の加速感に少ししびれていました。当時はFFでは日産チェリーも速かったですが先進性はシビックですね。FF２ボックスの先鞭をつけました。N３を大きくしたようなデザインでしたがホンダらしさがプンプンしていました。馬力は76PS / 6,000rpm、トルク10.3kgm / 4,000rpm、四輪ストラットで室内空間は当時としては破格でした。ただシフト感と着座位置の高さがどうにもなじめませんでした。ステアリングはアンダーが強かったな。ボクが実家を離れるとシビックは一度も車検を取ることなく初代アコードの下取りに出されました。
